多色ペンライトの特許

  • 2015年12月16日

 年末年始はコンサートへ行かれる方も多いのではないでしょうか。コンサートに欠かせないツールといえばペンライトですね。現在、17色を切り替えられるペンライトが市販されています。そこで今回は、17色カラーチェンジペンライトを製造販売しているターンオン社による「多色ペンライト」の特許を紹介したいと思います。

 まず、実際の17色カラーチェンジペンライトがどのようなものか説明します。グリップ部に設けられたスイッチを長押しすると、レッド(初期設定)が点灯します。その後、スイッチを押す度に次のように色が変わります。
 1.レッド →2.ローズ →3.ブルー →4.ライトブルー →5.アクアブルー  →6.イエロー →7.ライトイエロー →8.オレンジ →9.グリーン  →10.ライトグリーン →11.エメラルドグリーン →12.ピンク  →13.ピーチ →14.サクラピンク →15.バイオレット →16.パープル  →17.ホワイト 


01red 02rose 03blue 04lightblue 05aquablue 06yellow 07lightyellow 08orange 09green 10lightgreen 11emeraldgreen 12pink 13peach 14sakurapink 15Violet 16purple 17white

 

 続いて、2014年1月にターンオン社が出願し、早期審査を経て同年9月に登録された特許第5608827号公報の内容を見てみましょう。背景技術には、多色ペンライトが求められる背景として次のように記載されています。
 「近時では、例えば各メンバーがそれぞれのイメージカラーを有するアイドルグループのコンサート等において、ステージの進行に応じ、ペンライトを各メンバーのイメージカラーで発色発光させて応援するといったことや、特定の曲の演奏時に特定の色でペンライトを発色発光させるといったことが一般的に行われており、一本のペンライトで複数の色を発色発光させることのできるものが要請されており、特に、発光色が多数得られるペンライトが要請されている。」

 従来技術としては、特開2000-90702号公報に、光の三原色を構成する赤色、緑色、青色の発光ダイオードを搭載し、各発光ダイオードから発光される光を混合、調整して様々な色の光を発光するペンライトの技術が開示されています。しかし、三色の発光ダイオードを使用するだけでは中間色の微妙なバランスを取ることが難しいという問題や、電池の消耗によって発光色のバランスが崩れるという問題があったそうです。
 そこで、この発明の多色ペンライトは、赤色、緑色、青色に加え、黄色及び白色の発光ダイオードを備える光源部と、光源部の各発光ダイオードの発光を個別に制御する制御手段とを有しています。そのため、黄色又は白色発光ダイオードから発せられる光と、それ以外の発光ダイオードから発せられる光とを混合することができます。これにより、黄緑、水色など、従来ペンライトでは得難かった発光色を得ることができ、更に、電池残量が低下したときでも混色のバランスを取りやすくなる、と記載されています。

 このようにツールは進化しています。あとは、使う人の意気込み次第ですね。ステージへの思いをペンライトに込めて、楽しいコンサートのひとときを過ごしてください。(KO)

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