戦後70年を考える

  • 2015年09月29日

 こんにちは、バレリーナです。  
 先日、安保法案が可決され、世間では戦争や平和について様々な議論が交わされるようになりました。安保法案の賛否は分かれるところですが、戦争当時を生きた世代が亡くなっていき、戦争をじかに経験した人から話を聞く機会がなくなり、これまで私たちの意識の中では戦争は過去のことであり、遠いものであるという意識しかなかったのが実情だと思います。
 私は広島県出身で、子供時代は、8月6日の原爆の日は必ず登校日でした。夏休みの最中、真夏の中.登校し8時15分に学校で全員で黙祷。そして、冷房のない体育館にゴザをひいて原爆や戦争の映画を見ていました。それはとても怖くて悲惨で、見たくありませんでしたが、現実に起こっていたことです。今でも、8月6日になると戦争について考えます。
 毎日、特許事務所で明細書を書き、平和な日々を過ごしていると、ついそれが当たり前で忘れがちになります。しかし、私は、実際に戦争に行った祖父から当時の話をきいているせいか戦争がさほど遠い話とはなぜか思えません。原爆の日や終戦の日など、節目の日には、少し手を止めて、戦争や平和について考えてみるのも必要ではないでしょうか。  
 今、きらきらした目をしている子供たちや、さらにその子供たちの子供たちが過ごす日常が平和であるように、子供への教育や法整備を担う私たち大人が、しっかり考えていく必要があると感じる日々です。

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