心優しき小さな発明家 ~小学生だって特許取得!~

  • 2015年10月28日

先日、小学6年生の女の子が特許を取得したという記事を目にしました。

特許情報プラットフォームで検索してみたところ、平成27年10月14日に発行された特許公報に掲載されていました。早期審査制度を利用されたので早期に審査が行われ1年も経たないうちに特許査定がなされています。

 

【特許番号】特許第5792881号

【出願日】平成26年12月8日

【登録日】平成27年8月14日

【発明の名称】空き缶分別箱

 

どのような発明でしょうか?

特許公報によれば、

「簡単な機構でスチール缶とアルミ缶を分別でき、メンテナンスも不要な空き缶分別箱を提供する。低コストでスチール缶とアルミ缶を分別できるようにする。」とあります。

 

小学5年の夏休み自由研究で作った工作で、スーパーを営む祖父が自動販売機のゴミ箱のスチール缶とアルミ缶を仕分けするのを見て大変そうだと思ったことがきっかけだったそうです。アルミ缶はそのまま真下に落ちるが、スチール缶は磁力を利用して反対側に落ちる仕組みになっていて、スチール缶が磁石にくっつかないように取り付けたプラスチック板の長さなど試行錯誤を重ねて調整し完成させたそうです。

驚いたことに、彼女は私の地元の小学生でした。なんとも嬉しいことです。

 

地元では、毎年1月に小中学生の夏休み自由研究の優秀作品が展示される「かがくひろば」展があります。今年1月、当時、私の娘が所属していた少年少女発明クラブの合同作品展も同時開催されていたので、足を運びました。作品目録を見てみると、彼女の作品は、「落とすだけ!分別ゴミ箱」と題され優秀賞を受賞していました。たくさんの作品が展示されていたので、残念ながら記憶には残っていないのですが、「おじいちゃんに使ってもらいたい」と語る彼女の優しさから生み出された作品は、他の作品ともども輝いていたに違いありません。

子供ならではの純粋で自由な発想が生かされ特許取得できたということはとても励みになったと思います。

また、他の子供たちも刺激を受けて、新たにユニークな発明が生まれるのを楽しみにしたいと思います。

(すーママ)

 

(参考サイト)

産経WEST:  http://www.sankei.com/west/news/151014/wst1510140029-n1.html

テレビ朝日:
http://www.tv-asahi.co.jp/m-show/topics/showup/20151015/5161

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