釜山からKTXで慶州へ

  • 2012年04月26日

システム担当のNKです。
桜もあっという間に終わり、暖かくて気持ちのいい季節ですね。
先月、プライベートで韓国に行ってきました。今回の目的地は、韓国第二の都市である釜山と、その近くにある慶州です。

宿泊地の釜山から慶州までの移動にKTXを利用してみましたので、今回はそのお話を。
ソウルや済州島には行ったことがあるのですが、KTXに乗るのは初めてです。KTXは、簡単に言えば韓国版新幹線で、フランスのTGVをベースとした高速鉄道です。

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これまで、海外で鉄道に乗るという経験がなかったのですが、日本を発つ前にインターネットでクレジットカード払いのチケット予約をしました。KTXの駅の窓口で予約時に印刷した紙を提出すると切符がもらえ、駅には改札がなく、購入した席にいれば車掌による切符確認もありません。このような「信用乗車方式」に、2008年頃から切り替わっていますので、乗り方は非常に簡単です。
そもそも改札機の不具合が発端で信用乗車方式になったようですが、信用乗車方式が成り立つ国なんて、とても素晴らしいですね。

車両については、日本の新幹線にグリーン車があるのと同様、KTXにもエコノミー(一般室)とファーストクラス(特室)があります。ファーストクラスには映画見放題の車両設定もあります。
一般車両の座席は、各車両の中央に向かうように固定されていて回転させられません。進行方向と逆向きの座席は料金が安いらしいのですが、酔いやすい方は注意しましょう(乗り心地は問題ありません)。
ファーストクラスになると、座席が横2列+1列構成でゆったりしていますし、ペットボトルの冷えた水やクッキー、飴、イヤフォン、アイマスクが無料で頂けるサービスもあります。
釜山駅-新慶州駅の料金は、片道KRW15,500と、一般車両のKRW10,700に比べてもそれほど高くないので、今回は迷わずファーストクラスを選択しました。
釜山から慶州までは、車だと1時間半程度のところ30分弱で到着しますが、慶州まではほとんどがトンネルのため、残念ながら車窓風景は満喫できません。

慶州は「屋根のない博物館」とも言われ、世界遺産や多くの歴史的建造物などがあります。今回は石窟庵(ソックラム)、仏国寺(ブルグクサ)、天馬塚(チョンマチョン)などを見て回る基本的なコースでしたが、韓国時代劇ドラマがお好きな方は、より楽しめると思います。釜山と慶州の関係は、日本の大阪と奈良のように感じました。

名古屋と釜山は、飛行機でたった1時間半ほどの距離ですので、行きやすい場所です。
そして、服部国際特許事務所には韓国語ができるスタッフも在籍しております!韓国は、たいへん身近な国ですね。

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