発明と社会貢献

  • 2013年06月21日

 たまにはパソコンから離れ、山野に出てキャンプをするNKです。最近発売された商品で「いいな」と思ったものを今回は、紹介します。

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 スマートフォン程度のサイズに畳んだ状態では何だかわかりませんが、ソーラーパネルとLEDライトを内蔵しており、広げて空気を入れればLEDランタンになるLuminAID(ルミンエイド)という商品です。光がうまく拡散する仕組みで、吊り下げて使えばテント内を朝まで十分照らせます。

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 充電式で電池が不要なことから、震災のような非常時の使用にも向いています。多少濡れても大丈夫で、水面に浮かせることもでき、被災した際に自分の存在を知らせることにも役立ちそうですので、懐中電灯と共に、我が家の防災セットに加えたいと思っています。

 この商品、元々は非常時の灯り確保の重要性から、コロンビア大学の学生建築デザイナーにより開発されたものです。発明者は、東日本大震災を経験したそうです。確かに、エネルギー供給の途絶えた被災時の夜をどう過ごすのか考えてみると、水や食料だけでなく、灯りも必要なことは明白です。


                                                          

 この商品が素晴らしいのは、ひとつ買うと、もうひとつがこういった物資を必要とする国や地域に送られるというシステムを構築したことです。私が、この商品を知ったのは1年半ほど前、まだ発売前でしたが、たいへん強く印象に残っていました。発明が社会貢献につながることがよくありますが、さらにセールス面でひと工夫加えることで、必要なものが必要とされる場所に届くようにするアイデアは、とてもいいですね。

LuminAID : http://www.luminaidlab.com/
国内販売元 : http://www.arktrading.jp/luminaidlab/
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