Anova Precision Cooker 精密調理器

  • 2017年04月25日

 こんにちは、ヒロです。

 

 みなさんは、肉を調理したとき、中までちゃんと火が通っていなかったり、焼きすぎて固くなってしまったりしたことはありませんか?そんなときは、「Anova Precision Cooker」が便利です。

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 Anova Precision Cooker(以下、Anova)は、肉などの食材を真空調理するための調理器具です。真空調理とは、1979年にフランスで開発された調理法の1つで、「焼く」、「蒸す」、「煮る」に次ぐ第4の調理法とも呼ばれています。真空調理では、樹脂製の袋に食材を入れて空気を抜いて真空状態にし、袋ごと一定の温度で所定の時間加熱します。タンパク質は、加熱により温度が上昇すると、63℃から凝固が始まり、68℃から水分が分離し始めます。真空調理では、タンパク質が固くなる温度より低い温度で食材を長時間加熱することにより、肉などの食材全体を均一に柔らかく仕上げることができます。また、食材を煮る(茹でる)場合と比べ、食材に旨みや風味、栄養素等を多く残すことができるといったメリットもあります。真空調理は、100℃以下の比較的低い温度を保ったまま所定時間調理することから、低温調理、定温調理とも呼ばれています。

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生命の回数券

  • 2017年04月17日

 こんにちは。SHOです。

 

 先日、国立社会保障人口問題研究所が日本の人口推移に関する予測結果を公表しました。これによると、日本人の平均寿命は、2065年には、男性84.95年まで、女性91.35年まで延びるそうです。平均寿命に関しては、アメリカの研究チームが、100歳以上の人たちの寿命が延びるペースは減速しつつあり、少なくとも過去20年の間に最高年齢の水準が一定になりつつあることを報告しています。確かに、人類史上最も長生きしたフランス人の女性の記録(122年と164日)は、直近の20年間で更新されておらず、人間の寿命に上限があるようにも思えます。そこで、寿命と関連がある細胞の老化度を示す指標として研究が行われている「テロメア」を調べてみました。

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痩せる細胞!

  • 2017年04月13日

 こんにちは、最近、体のあちこちにガタがきているバレリーナです。ところで皆さん、「痩せる細胞(褐色脂肪細胞)」についてご存じですか?

 医療治験支援などのアイロムグループは、2016年11月「多能性幹細胞から褐色脂肪細胞を製造する技術について日本および米国において特許査定を受けた」と発表しました。

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眼鏡の歴史

  • 2017年03月30日

最近眼鏡を掛けているスイマーです。

10代の頃からずっとコンタクトレンズを使ってきましたが、最近思うところがあり眼鏡も使うようになりました。

今までも就寝前には使用していましたが、昼間に眼鏡を掛けて外出することはほぼありませんでしたので、レンズ越しの通勤風景はなかなか新鮮に映ります。

さて、これを書いている今も私の瞳の前にある眼鏡、私たちの生活にあって当たり前のこの眼鏡はいったいいつから使われるようになったのでしょう。

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X-patent

  • 2017年03月21日

 みなさん、初めまして。ブログデビューのタライです。

 

 現在、アメリカでは年間に約60万件と日本の2倍近い特許出願があります。

 特許大国アメリカで最初に特許出願した人は誰なのでしょう?気になりませんか?

 

 残念ながら1836年にアメリカ特許商標庁は火災にあい、それまでの関係書類が燃えてしまったそうです。そのため1836年以前の特許に関しては詳細がわからなくなり、X-patentと呼ばれています。近年修復作業が進んだ結果、一部については復元されたそうです。幸いその中にアメリカ初の特許出願も含まれていました。

 

 それによると、アメリカの初出願は1790年7月31日です。出願人は、サミュエル ホプキンス。

 発明の名称は、「The making of pot and pearl ash by a new apparatus and process」

「新しい装置とプロセスによるカリウム及び炭酸カリウムの製造」だそうです。

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視力補正のイノベーション

  • 2017年03月14日

シスぞうです。私は視力が非常に悪いので、コンタクトレンズや眼鏡を常用しています。

コンタクトレンズは、眼鏡に比べて視野が広いので長時間使用することが多いですが、埃が入ったり、目が乾いたりすることで、疲労感を強く感じることがあります。

眼鏡の場合は、鼻当ての跡がついたり、運動することでずれたり、デザインなどの見た目の問題もつきまといます。

このように、コンタクトレンズと眼鏡には、どちらにも一長一短あると思いますが、視力の補正方法に関して、個人的に期待している発明が2つあります。

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特許調査

  • 2017年03月06日

 こんにちは、ハリーです。

 先日のブログで書いた通り、前職で、僕は、開発者(発明者)としてメーカーに勤務しておりました。最近では、発明者として僕の名前が記載されている特許の実施料が僕の手元に入り、ささやかな幸せを感じています。

 

 ところで、最近、特許調査を行うことが多いです。

 現在の社会を取り巻く環境として、多くの企業は、新事業の創出に必死です。また、日本国特許庁では、「特許情報分析活用支援」を開始しています。さらに、知財業界では、特許情報解析ツール開発が再燃しています。このような環境から事業活動におけるリスクの回避・軽減を図るために、特許調査の重要性はますます高まっています。

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2017韓国テジョン国際IPコンファレンス

  • 2017年02月22日

 2017年2月16・17日、韓国のテジョン(大田)コンベンションセンターにて、韓国、中国、日本の弁理士の交流を目的とする会議が開催され、服部国際特許事務所からは2名の弁理士が参加しました。

 韓国特許庁(KIPO)や知的財産高等裁判所(特許法院)の所在地であるテジョン広域市(※1)には、韓国科学技術院(KAIST)(※2)をはじめとする研究開発機関やベンチャー企業が集まり、知的財産(IP)のインフラが創出されています。

 また、テジョン地区の弁理士約180名のうち大部分は韓国特許庁の元審査官、審判官であり、韓国科学技術院や他の大学で工学博士や理学博士を取得した方も多くいます。

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