鰹節と食文化

  • 2013年11月14日

 和食が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録される見通しとなり、2013年12月にも登録されることになりそうです。

 和食の基本は、自然のうまみ成分を活かした出汁(ダシ)と思います。代表的なものは、昆布・鰹節・椎茸ですが、中でも鰹節が一番身近に感じます。昔は、鰹節は、鰹節削り器で削っていたものです。私も幼いころよく削ったものです。今から思うと、削りたての鰹節は、パックのものとは比べ物にならないコクと香りにあふれていました。
      
 現代人は、手軽に調味料を得て毎回鰹節を削る時間を省く代わりに、香り高い本来の鰹節を味わう機会を失っているような気がします。

 鰹節を食する場合の定番といえば、お好み焼きやおひたしを思い浮かべます。他にも、サラダや和風パスタにかけたり、炒め物に入れたり、と用途は多く考えられ、とりわけポン酢との相性は、抜群です。

 今回の無形文化遺産登録で、海外に和食の良さを発信する機会が増えるのは元より、国内でも和食への注目が集まり、鰹節等含めた日本の食文化の良さを改めて感じることができることに期待しています。タイムでした。

131112-02.jpg●鰹節は、地域団体商標としても登録されています。
「焼津鰹節」商標登録第5008903号
登録日:平成18年12月8日
権利者:焼津鰹節水産加工業協同組合

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