「うどん県、おんせん県・・・愛知県は?」

  • 2013年02月14日

 システム担当のNKです。
 大分県が「おんせん県」を商標登録申請したことが話題になっています。香川県が「うどん県」を商標登録して成功したことをお手本にしたようですが、「うどん県」の場合とは違い、温泉を観光の目玉にする他県から批判や反発が相次ぐ事態となっているようです。

 全国の有名なうどんには、香川県の讃岐うどん、秋田県の稲庭うどん、群馬県の水沢うどん、長崎県の五島うどんなどがありますが、「うどん県」の商標登録の際には大きな混乱はなかったように思います。

 大分県は温泉の源泉数と湧出量が日本一だそうです。しかし「おんせん県」の場合、これまで群馬県が「温泉県」という言葉を使ってきたことに加え、源泉数による三大温泉と呼ばれるのは大分県の別府温泉と由布院温泉のほかに、静岡県の伊東温泉とされ、三名泉は兵庫県の有馬温泉、群馬県の草津温泉、岐阜県の下呂温泉だそうです(枕草子の三名泉では兵庫県の有馬温泉、島根県の玉造温泉、長野県の別所温泉または三重県の榊原温泉)。そのほかにも三大薬泉、三大古泉など、「三大」とつく温泉だけでもいくつもあり、日本には大小さまざまな温泉観光地がいくつもあることが、混乱を巻き起こす要因となっているようです。
 香川県の「うどん県に改名しました」というPRを見たときは衝撃を受け、その手法に感心しましたが、「おしい!広島県」、「伝説の岡山市」と、特色のある地域PRが盛んな中、「おんせん県」の行方がどうなるか気になります。

 ちなみに、服部国際特許事務所のあるここ愛知県では「みそ煮込みうどん」や「きしめん」が有名ですし、湯谷温泉、三谷温泉、西浦温泉といった温泉地もあります。古くは三英傑(織田信長・豊臣秀吉・徳川家康)を輩出し、トヨタ自動車のお膝元であり、最近では「なごやめし」がブームとなった愛知県ですが、二番煎じというのはさておき、県のPRのために改名するとしたら・・・何県と名乗るのがいいでしょうか。

参考
三大うどん:Wikipedia
三大温泉:Wikipedia

This article has 1 comments

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


The reCAPTCHA verification period has expired. Please reload the page.